第3回 授業はどんな感じ?
- 2025年8月26日
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福岡リハビリテーション大学校は、理学療法士・作業療法士を目指す学生に向けて、「体験を通じて理解する授業」を軸にした教育を展開しています。その大きな特徴は、校内の充実した実習施設や現場経験豊富な教員による指導を通して、学生が即戦力として活躍できる力を養う点です。各学科の具体的な授業内容、学内の設備、藤川学園グループならではの取り組みや教育の実際を詳しく紹介します。
体験型・実践型の授業スタイル
福岡リハビリテーション大学校の教育の特徴は、「体で覚える授業」にあります。高度理学療法学科では、筋力測定や歩行訓練、ストレッチなどの運動療法を、まず学生自身が「患者役」として体験。学生は自分の体で痛みや可動域の制限を実感することで、後に他者に治療を行う際の理解が深まります。また、電気刺激や温熱、温水を使った水治療法等の物理療法も実際に体験することで、理論だけでは得られない感覚的な理解を身に付けることができます。
高度作業療法学科では、陶芸や木工、革細工、絵画などの創作活動を通じて手指の機能回復や精神面のケアを学びます。例えば、木工で家具を作る過程で手先の微細運動を鍛え、作品を完成させることで達成感や自己肯定感を体験し、患者様への支援方法を実践的に学びます。学生の一人は、「自分の作品を通して、患者様が自信を取り戻す様子を想像すると、作業療法の意義が体感できた」と語っています。
校内設備を活用したリアルな実習
福岡リハビリテーション大学校の校舎は9階建てで、授業や実習に特化した設備が整っています。学生は教室だけでなく、校内の専門施設で実践的な学習を行うことができます。
・日常生活活動室(ADL室):調理・食事・着替え・入浴などの日常動作を再現。生活動作を支援する技術を安全な環境で体験できます。
・多用途筋機能評価訓練装置:
筋力や持久力を数値化して客観的に評価し、そのデータをもとに最適な負荷でトレーニングできる装置です。等尺性・等張性・等速性といった多様な運動形式に対応し、測定から訓練、経過管理まで一台で実施可能。リハビリの効果を「見える化」できるため、患者様の意欲向上や学生の実践的学習にも大きく役立ちます。
・三次元運動解析装置
三次元運動解析装置を用いて、歩行やスポーツ動作を立体的に分析。動作の角度や速度を数値化することで、観察力を高め、データに基づく改善策や研究への探究心を育みます。
・水治療室:温水プールや水流装置を使用した水中運動療法で、関節への負担を抑えつつ運動効果を実感。リラクゼーションも兼ねた授業が行われます。
・機能訓練室・治療室:歩行訓練用機器や平行棒、階段昇降設備を用いた実践的な理学療法授業。学生は他者の歩行障害を観察・評価し、個別リハビリ計画を立案する。
・木工・金工室:陶芸窯や木工工具を備え、高度作業療法学科の創作活動実習を実施。学びと作品制作を融合させた独自の教育環境。
このように、校内だけで現場に近い体験を行えることが、福岡リハビリテーション大学校の大きな強みです。学生は授業で学んだ理論をその日のうちに実践し、教員のフィードバックを即座に受けることができます。
現場経験豊富な教員による指導
授業を担当するのは病院や福祉施設で豊富な臨床経験を持つ理学療法士・作業療法士。座学だけでは学べない実践的な知識や技術を学べることが大きな特徴です。具体的には、患者様の身体機能や心理状態の評価方法、リハビリ計画の立て方、症例分析、そして患者様とのコミュニケーション技術まで、現場で必要とされる幅広いスキルを体系的に指導。これにより、学生は卒業前から臨床現場に直結した能力を身につけ、即戦力として活躍する力を養えます。
国家試験対策と段階的カリキュラム
カリキュラムは、1年次に基礎医学や解剖学・生理学などを学び、2年次以降は専門科目や臨床実習に進む段階的な構成です。模擬試験や小テストを通じて知識の定着を確認し、国家試験に対応できる力を確実に養います。理学療法士・作業療法士ともに近年は国家試験合格率100%という実績を誇り、段階的な学習により学生は自信を持って臨床実習や国家試験に臨むことができます。
福岡リハビリテーション大学校ならではの取り組み
・体験型授業×校内実習施設の連携:学生が「体験→理解→応用」をスムーズに行える独自のカリキュラム設計。
・精神面まで視野に入れた作業療法:創作活動を通じ、心身両面のリハビリを実践的に学習。学生自身も制作を楽しみながら学べる。
・臨床経験豊富な教員による現場直結の授業:教科書では学べない症例ベースの指導により、即戦力を育成。
・段階的学習による国家試験高合格率の実現:基礎から応用、臨床実習まで計画的に学べる独自カリキュラムで、学生の学習効率と理解度を最大化。
学生はこうした環境で学ぶことで、単に知識や技術を習得するだけでなく、患者様の立場に立った思考や問題解決力を養うことができます。ある高度作業療法学科の学生は、「陶芸で指の動きを学んだことで、患者様の手のリハビリ方法を具体的にイメージできるようになった」と話しており、授業での体験が学びを深めるきっかけになっていることがうかがえます。
まとめ
福岡リハビリテーション大学校は、体験重視の授業、充実した校内実習施設、現場経験豊富な教員による指導を組み合わせることで、学生が即戦力として活躍できる力を養うことを促進しています。高度理学療法学科・高度作業療法学科ともに心身両面のリハビリを実践的に学べる環境が整い、卒業後には高度専門士として大学院進学も可能。現場力と学問的基盤を兼ね備えた専門職育成に特化しており、学生は授業・実習・自主学習を通じ、理論と実践を結びつけた確かな力を身につけています。